「コミックス×ブログ」では読んだ漫画の感想を書いてます。ネタばれがある場合もありますのでご了承下さい。

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■Danza/オノ・ナツメ
《ストーリー》
男たちの心のつながりや友情をメインテーマに6編。

《収録話》
「長靴」
「湖の記憶」
「箱庭」
「ジェラテリーアとカラビニエーリ」
「煙」
「パートナー」

《感想》
オノ・ナツメさんが描く不器用な男達の優しい短編6作品。
極端にデフォルメされた絵柄なのに表情豊かなのが特徴的。

「長靴」
趣味でワインを造っている元・父親の作業を手伝うために訪ねた息子。
ぶどう畑の手伝いをするのは今年で2回目。
父は昨年一緒に作ったワインをどうやら飲んでいないらしい。
自分には、すでに母が再婚し新しい父親がいる。
親子に戻るのが難しいのなら、せめて友人になれたらと願うが…。

親が離婚しちゃって、自分と元・親の間にある微妙な距離感が
表情や仕草でよく表されてたなぁ~と思います。
でもやっぱり親子は親子なんだと暖かい気持ちになりました。

「湖の記憶」
主人公は小さい子供。仕事ばかりで家に関心がない父親との絆を描く。
家に帰る途中に怪しいおじさんと遭遇する。
そのおじさんは自分の息子で、未来からきたと言うのだが…。

オノナツメ作品には珍しいSFです。
おじさんが何のために未来からやってきたのかって分かったら、
なんかジーンときた。でも読後感ちょと悪し。もやもやします。

「箱庭」
外国人と結婚してしまった娘。
その娘がニューヨークから旦那と孫を連れて父親の元を訪ねる。
父親は元祖・日本のおやじってかんじの人物。
父親と打ち解けていない娘婿は、今度こそ仲良くなろうと
慣れない日本で頑張るのだが…。

父親と娘婿の不器用な愛情表現を上手く描いていたなと思います。
娘婿が訪ねてきて挨拶をしているのに、父親は新聞を読んだままで
ちらっと横目で見るだけとか、ちょっとした事だけどリアルに描かれててさすが!
実は、あくせく奮闘している父親の姿が可愛かった。

「ジェラテリーアとカラビニエーリ」
街角で見張りをしている警官。
夏場は、目の前に人気のアイス屋があるため余計に暑くかんじる。
そういえば、自分が子供の頃、同じように見張りをしている警官の前で
わざとアイスを食べていた事を思い出す。

これは可愛いお話でした。笑。
オチも良いし、短い話だったけど、面白かった。

「煙」
兄貴の笑い顔が腹立たしい弟。
昔から兄貴は出来た男を演じて作り笑いをしているからだ。
そんな兄弟が、ハプニングにより二人っきりで閉じ込められてしまう。

二人っきりになった仲の悪い兄弟がぶつかり合わないわけはなく、
本音で語り合うお話です。兄貴の本心が少し怖かったけど、
彼なりに悩むところがいろいろあったみたいで、寂しい人だったんだなぁと…しんみり。
ラストは、二人の関係に少しの変化があって良かったかな。

「パートナー」
警察官の話。
優秀な相棒に、スパイ疑惑の噂が流される。
同僚を信じるのか、相棒を信じるのか…。

実際の学校生活や会社などでもありうる話なので、
読んでてこっちがハラハラしちゃいました。
この警官シリーズNYPDは、モーニング・ツーで連載化されるようです。
そちらも楽しみです。

点数=8点(読み返したくなる漫画。短編集だから手軽に読み返せるのも嬉しい。)

Danza (モーニングKC)
オノ ナツメ
4063726495
講談社 2007-12-21
おすすめ平均 star
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